幼い頃から知っている日向の癖。 幼なじみのあたしだからこそ分かる、その見落としそうなくらい小さな癖。 困った時いつも下唇を噛む日向は、きっと自分でもその癖を自覚してない。 そしてあたしがそれに弱いってことも……きっと分かってない。 もしかしたら日向はそれすらも分かっていて、下唇を噛んだのかもしれないけど―――… そうだとすれば、彼はとんでもない確信犯だ。