『…っ…!』 『…陽菜?』 何故かは分からない。 ただ体が勝手に、衝動的に動いていた。 意識がぶっ飛んだ感じで、冷静になるまでの間に覚えていたのは、疾風の手をしっかり握って日向達を放って空に飛び立った事だけ。 あの日の、疾風の消えてしまいそうな背中が脳内を何度もめぐって… 気が付いたら、大悟のいる総合病院の前に立っていた。