ラクロス部なのか、彼女が着ているユニフォームのスカートの裾が風でひらひらと揺れる。 開かれたままだった手の平が自然と拳に変わり、その小さい握り拳にギュッと力が加わった。 「そうです」 …仁美ちゃんの瞳が、真剣な色で染まる。 返事を聞いた壱夜の顔が同じく真剣なものになり、その後また笑顔を浮かべ、 「そっか、よかった」 「え?」 その意味深な返しに、仁美ちゃんは怪訝な表情をした。