横で落胆している疾風はさておき、あたしはまたも視界を横切った制服に首を傾げた。 不思議な事に、校舎へと近づく度にぽつり、ぽつりと増える生徒たち。 普段ならいつも授業しているはずの時間なのにその人数は増える一方で… 大体、この時間にグラウンドでサッカー部や、その他諸々の部が練習しているのもおかしい話。 この妙な感覚に、さっきから後ろでダルそうに歩く日向の方に振り返り、 『なぁ、日向―――…』 「しくったぁー…」 『へ?』 放ったあたしの言葉は、日向のこれまたダルそうな声に遮られた。