Heavenly sky-あたしと君に残された日々-






眠いからこのまま引きずってもらおうか、なんて思って日向のシャツを軽く引っ張ると、すぐに「自分で歩けよ」って言葉が返ってくる。


『嫌やぁ、眠い~』


「はよ歩かんかい」


『う゛~』


自分で歩けというわりには腕を引っ張ってくれる日向に、あたしは歩く気なんて更々起きない。


ずるずると引きずられながら日向の背中に腕を回し、完全に歩く気のなくなったあたしに、彼は振り向くと溜息を吐いた。


「お前、髪跳ねてる」


『え、うそ!』


整えたのにも拘らず跳ねまくっているらしいあたしの髪を、日向が手で丁寧に梳いてくれて、その横顔に昨日の事を思い出す。