『ま、待って!』 その後ろ姿に軽くパニックになって飛び起きたあたしは、乱れた髪を手で整えながら半泣きで訴えた。 『学校行くって、何でぇ?』 寝起きでふらつく足に力を入れて目をこすりながら近づくあたしに、 「何でって、今日から新学期やからや」 呆れたように日向は笑う。 「まぁ、正確には昨日からや。始業式が昨日やったから」 そう言って歩き出した日向は、どうやら昨日その始業式をサボったらしい。