―――☆ 『なぁ日向』 「ん?」 横で濡れた頭をガシガシと拭きながら、日向が少し伸びた髪の間から上目づかいであたしを捉える。 当たり前のようにベットで寝転ぶあたしは、天井を見上げると一つ息を吐きだした。 『日向は自分が孤独やと思った事ある?』 「何で?」 『何でって…』 昼間に聞いた壱夜の話を思い出して何となく聞いてみたものの、そんな返し方をされるとは思いもしなかった。 言葉に詰まったあたしに日向は「しょーもない質問やな」と、首にタオルを掛けて立ち上がる。