「他の奴らとは“違う”と気がついたのは幼稚園の時」 壱夜の話はそれから少しの間だけ続き、その内容は何度かあたしの胸を痛めた。 ―――「壱夜って、いっつも一人で喋ってるよね」 ―――「え?何言ってんの、ここにマサヤがいるじゃん」 ―――「えぇ!?誰もいないよ!壱夜ぜってぇおかしいよお前!」 幼いころの、記憶。 自分が人と少し違うと気付いた瞬間。 ―――「え、壱夜?やだよ、あいつ何か怖いし」 ―――「なぁ、あいつといると呪われるってマジ?」 幼き故に、容赦ない言葉の数々。