バサバサと音を立て、まるで鳥のように羽ばたいたエロ本のピンクなページが、またもベットの上で広がる。 『えーっと、あれや、あのさっきの…』 思い出せないといった感じで額を押さえる疾風は、助けを求めるかのようにチラッと視線をこっちに向け… 『瞬間移動のこと?』 溜め息混じりで、呆れたようにあたしがそれに応えると、彼は『それやそれっ!』と喧しく手を叩いた。