『バッ!…返せっ』 『おっと』 顔を真っ赤にさせながら“それ”に伸びてきた長い腕をサラリとかわす。 パラパラと適当にページを捲ると、想像どおりの写真が視界を埋め尽くした。 『日向はもっと上手く隠すで?』 “それ”もといエロ本を疾風に渡しながら、あたしは大声で笑う。 『照れんな照れんな。エロ本持ってない男子高生のがおかしいって!』 『お前はアホかっ』 バシバシ疾風の背中を叩いていると、丸めたエロ本で軽くしばかれた。