『…幽霊』


非現実的なこの言葉も、今なら有り得るな…なんて思ってみたり。


…そっか、幽霊か。


あたしは少し笑うと、天井を仰ぎながら目を細め…


そして、そのまま目を閉じたんだ。


―――…そう


始まりは此処からやった。


今でもうちは空から思う。


あの時に、戻りたいと…