『うち…ほんまに死んでたんや』 そう小さく呟いてみたら、嫌な程に実感が湧いて来て、頭が痛くなりそうで… 『あははっ…何か可笑しい!死んだって、んなアホな!』 自分が死んだんだと、確信した途端に、笑いが止まらなくなった。 フローリングに大の字になって、天井を仰ぐ。 不思議と、悲しくは無かった。 多分涙が出そうになったのは、日向があたしに酷い嘘をついたと思ってたからだ。 …だけど日向は嘘なんかついてなくて、何だかそれだけで胸の中が軽くなった。