―――胸騒ぎがする。 疾風の様子に違和感を抱いた次の日。 前日から感じていた“それ”は、あたしの中でちょっとずつ形を変えて、嫌な予感へと変化していた。 「何やねんほんまに…」 横で盛大な溜め息を吐きながら学校の門を通った日向に、あたしは『自業自得やわ』と、鼻で笑う。 直後に真横から睨まれたけど、本当にそうなのだから仕方ない。 成績の方があまりよろしくない日向くんは、今日それを補うために学校へと足を運んだ。 そう彼は、見事に夏休みの補習メンバーに選ばれたのだ。