眠っていたかと思えば突然起き上がって叫び、疾風のいるソファーへと向かうあたし。 余程びっくりしたのか、まるで天変地異でも起こったかのように目を丸くさせる疾風は『へ?俺ぇ?』と間抜けに眉を下げて… 『うん。あんたや』 ドカッとソファーに腰を下ろしたあたしは、ニカッと笑った。 疾風に聞きたいことがあるのは山々で…でもそれをあたしの睡魔が邪魔をする。 くそぉ…しぶとい睡魔め。瞼が落ちてくるわ。