――――――――――…☆ 誰もいない、寂しすぎるリビングの真ん中で…あたしは立ち尽くしていた。 嫌や、信じたくあらへん。 うち死んでへんもん。 目の前にある光景がまるで夢みたいで、何度も覚めろと願った。 でも、願っても願っても覚めない夢に、段々と現実なんだと実感してきて、 『嘘…じゃ、なかったん?』 その場に力無くひざまづいたあたしは、視線を“それ”に合わせた。