未来はいつも突然で、あたし達を困惑させる。 こんな時あたしが幽霊や無かったらええのに。 お母さんの側にずっとおれるのに。 そう悔やんだってどうしようも無いのは分かっているけど… 今、この少しの時間だけ、お母さんの手を握らせていて。 さっきまで笑っていた日向も、疲れたのかソファーで眠ってしまって… 急に襲ってきた寂しさに、あたしはゆっくり目を閉じた。