家に着いて日向が電話すると直ぐに来た救急車。 頭が痛くなるくらい泣いたせいか嗚咽の止まらないあたしは、茫然と日向の手を握っていて。 タンカーで運ばれるお母さんに続き救急車に乗り込むと、泣きつかれたあたしに日向が肩を貸してくれた。 …ほんまに日向がおってくれて良かった。 ほっとすると急に睡魔に襲われて、目を閉じそうになる。 景色が変わって救急車が停まると、お母さんは直ぐに病院へと運ばれた。