確かにボケーッとしてたかも知れないけど、それは日向のせいでもある。 だから、そこまで笑われるとイラッとするのは当たり前で… 『送ってくれてありがと。また明日!!』 棒読みで御礼を言ったあたしは日向が何か口にする前に、素早く家に飛び込んだ。 天井を見上げ、はぁ…っと溜息を吐く。 『今日は訳分からん日や…』 自然に出たその言葉に、足を進めて家に上がる。 早く自室で休もうと思って階段を踏んだ……けど、今日はやけに静かなリビングが気になって足を止めた。