日向の言った事、そんなのは分かっていた。 自分でも超矛盾した事言っているんだって。 だけどこの苦い胸の感情を、どうしたらいいのか分からなかった。 あたし達以外に誰も居ない狭い路地、沈黙が長く感じる。 依然顔を背け続けるあたしに、日向がフッと軽く笑った。 “こんな時に笑うなよ”って思うあたしに日向はまだ笑ったままで、 「お前アホやな」 …こんな時、幼なじみって良いなと思う。