『やっばぁい!めっちゃ綺麗っ!!』 どこまでも広がる広い海、限りないほどの青い空。 余りにも綺麗なその光景に、あたしは叫んでいた。 横にいる日向が呆れたように笑うと、金色の髪が太陽に反射する。 『海とか俺、めっちゃ久しぶりやねんけどー!!』 『やばいなぁ、疾風ぇ!』 興奮しながら話すあたしと疾風に「元気すぎだろ」って壱夜が笑うと、潮風があたし達を包んだ。