「あぁ、あの噂なぁ…」 「あれってほんまなん?」 「さぁ…でも先輩めっちゃキレてたし、ほんまなんちゃう?」 「…ふぅん。まぁ当然の報いやろ。あははっ!」 二人の笑い声は雑音に飲み込まれる事なく、しっかりと耳に届く。 話の内容は分からないけれど、この雰囲気の限り良い話じゃ無いことは分かる。 あたしと同じように聞こえていたのか、日向は眉間をぐっと寄せるとゆっくり瞼を上げ、あの冷たい目で彼女達を睨んだ。