『疾風ぇ〜…あいつ、うちと一緒にどないかしてぇや』 うなだれるあたしの頭を疾風がくしゃくしゃと撫でる。 あーぁ、疾風ってうるさいけど優しいなぁ。 なーんか、癒される。 「こら陽菜、いつまで撫でられてんねん!!」 日向に頭を叩かれた事で、あたしの短い極楽モードは強引に引き戻された。