『俺な、バイクで事故って死んだんや』 『……え?』 不意に、自分が死んだ時の話を始めた疾風に、思わず耳を傾けた。 あたしは事故の事を覚えていないけれど、疾風は覚えているんだろうか? 少し切ない表情を見せた疾風に、何だか胸が締め付けられて、 『親に悪い事したなぁ』 そう遠い目をして語る疾風に、自分を重ね合わせ、また胸が苦しくなった。