まるで体の一部みたいに、日向がいなきゃあたしじゃない。 日向がいて、あたしでいれる。 いつの間にか、こんな方程式が出来てしまっていた。 きっと日向とうちは、友達よりも恋人よりも深い絆で結ばれてんねん。 そう、信じてもいいよな? 『日向…?』 「………」 動かなくなった日向に声をかけると、スヤスヤと穏やかな寝息を立てていた。