「お前なぁ、食わんかったらチュウすんぞ?」


『げっ…日向のチュウとか不潔』


「お前、シバく!」


『ぎゃあっ…!』


必死に逃げ回るあたしに、必死に追い掛ける日向。


壱夜の存在も気にせず、いつものように二人でじゃれ合ってると、


「お前達ってさぁ、まさか付き合ってんの?」


―――――とんでもない言葉が壱夜の方から飛んで来て…


あたしの栗色頭と、日向の金色頭の動きが止まった。