―百合色―

俺は空を見上げる。

俺、この日がすごく楽しみだったんだ。


今日、百合があの秘密の場所に来なくても、

俺は泣かないよ。


だって俺は成長したから。

進化したから。


一人の女性を想い続けて、俺は自分に勝つことが出来た。


百合…

今日君に逢えなくても、
俺は君を憎んだりしないよ。


むしろ感謝してる…


逢いたいけど…

百合が決めた答えを無理矢理変える事など出来ないよ。


俺さ…
時が過ぎても、
何かが変わっても、


なんで百合が好きなんだろう…


百合じゃないとダメなのかな…


やっぱり、あの出会いから俺の運命は変わっていたのかな?


百合の代わりなど誰も出来ない、出来やしない。


『百合…』


ずっと呼んでたよ、
君の名を。


このでかい空に向かって、
聞こえたかな…



今日は、俺の人生の中で、

一番綺麗な青空だ─…