―百合色―

その写真は、百合にもらった最後のプレゼント。

少し色褪せてしまったが、俺は大事にとってあった。

二年は、長いようで短かった。


二年生の修学旅行は、すごく楽しかった。

初めて地元を離れたからかもしれない。


よく笑った。



二年生は呆気なく終わってしまった。


そうだ、タクミと萌ちゃんが付き合ったんだ。


タクミが告白したらしい。

俺は自分の事のように喜んだっけ…


二年生の思い出はこのくらいかな?


三年生は、もうとにかく勉強。


またあの3人と同じクラスになれて、楽しかった。


俺は美容師になる夢を諦めず、勉強を頑張り、
専門学校に合格した。

タクミと疾風は大学進学。

亮は就職らしい。
どこかは深く聞いてないが。


思い出すのは全て楽しかった事。


でも一番楽しかった思い出は、百合との思い出。


忘れた事などない。


忘れられない。


俺はずっと百合を想っていた。