―百合色―

─キーンコーンカーンコーン…


教室についた瞬間、チャイムが鳴った。


もう複数の生徒達が生物室から帰ってきていた。


『あ~光輝!サボるな!』

教室に帰ってきた亮が俺に説教してきた。


『わりぃ!』


『…元気になったな?』


『ははっ当たり前だ、ばーか!』


さっき百合の笑顔を見たからな。


俺の中はずっと百合で溢れているはずだ。


だからこんなにも簡単に、百合の笑顔を思い出せるんだ。


二年後も、このままで─…


──……昼休み、タクミが教室へとやって来た。



『光輝…昼飯、屋上で食おうぜ?』


『おう、分かった』


俺とタクミは、購買へと向かう。

俺は焼きそばパンと、ミルクティーを買い、タクミは、おにぎり2つとコーヒーを買い屋上へと向かった。


やっぱり冬の屋上は夏の屋上に比べて寒い。

まぁ当たり前なんだが。


俺達はフェンスにもたれかかり、並んで座った。