―百合色―

『どうした?なんでそんなテンション低いわけ?』


タクミも疾風もゆかも、
いつもと何かが違う。


俺は疾風の背中を叩いた。

『疾風!いつものお前らしくねぇし!』


『光輝…』


そういえば、百合の姿がない。


いつもならこの時間には、学校に来ているのに─…


『…百合は?』


こんな時に、俺は何を言ってんだ。


百合とはもう何も関係がなくなったのに…


するとタクミが口を開いた。


『光輝…やっぱお前にはちゃんと言わなくちゃな…』


『なっ何だよ!何でこんな変なんだよ…』


焦りが隠せれらない。

手に汗が滲む。


『百合は…』


俺はすぐタクミの言った言葉が頭の中に入ってこなかった。


俺の頭に浮かぶ文字─…



《思考停止》


ただそれだけ─……