―百合色―

俺は鍵をちゃんと閉めたかを確認し、
勢いよく道路へと出た。


久しぶりの元気な体。


俺は体を伸ばす、あの太陽に向かって。


『ん──!!』


今日も頑張ろう…

今日も百合を好きでいよう。


俺はあの太陽へと向かって行った。


──…この時間にバスに乗るのは久しぶりだ。


いつもならタクミや疾風がいるのに、今日は居なかった。



──…清秀高校前─…


バスに揺られること、数十分、目的地へと着いた。


俺は家を出る時と同様、
勢いよく飛び下りた。


たくさんの生徒達が、
下駄箱へと向かっていく。

俺も下駄箱へと向かった。


そして、教室へと行く。


教室が近付くと、
タクミ、疾風、ゆかの姿がドアから少しだけ見えた。

俺は笑顔でみんなの所へ行った。


『おっす!』


『…光輝…』


『光輝君…』


みんな、なんでそんな目で俺を見るんだ?


何か変だぞ?


俺…何か…した?