―百合色―

射し込む太陽の陽射しが眩しい。


昨日の雪が嘘のような天気だった。


雪は、積もっていなかった。


俺は起き上がり、体温計で自分の体温を調べた。


今日こそは…よくなっていますように─…


『36度…4』


良かった…これ以上酷くならなくて…


俺は顔を洗うため、
下へと行った。


今日は…母さんは遅番じゃねぇんだ…


俺は寂しかった。

また誰かの顔を見て朝食が食べたかった─…


俺は一通り学校の準備が終わると、鏡を見た。


『髪…色落ちてきたな…』

髪の色がだいぶ落ちてきた。

茶色と黒色が混ざり、
よく分からない色になっていた。


すると、鏡の中の自分と目があった。


その俺は、とても悲しい顔をしていた。


『……笑え…』


俺はそいつに向かって命令をした。


そいつは俺に従うように、笑顔を見せた。