―百合色―

雪が、まるで天使の羽のように見えた─…


俺はその雪を、ただ見ていた─…



優さんと別れ、俺は家へと戻った。

部屋の暖房機の電源を押し、部屋が暖かくなるまで待った。


その間、キッチンへ行き、お茶をレンジで温める。


湯気がたったお茶を持ち、暖かくなった部屋へと行き、今度は部屋ではなく自分自身を温めた。


『…はぁ…ぐす…』


俺はティッシュで鼻をかみ、ゴミ箱へと投げた。


そのゴミはゴミ箱に吸い込まれるかのように、入った。


『寝よ…』

俺は薬を飲み、

熱さまシートを貼り、
暖房機の電源を切り、
ベットへと入って行った。

体が温まったせいか、
簡単に寝る事が出来た。


外は、まだ雪が降っていた。


──…俺が目覚めた時は、

もう朝が近付いていた─…