―百合色―

『光輝最近変わった~。
全然遊んでくれないしぃ!』


ある女が俺に言った。



変わった?


俺は何にも変わってねぇよ?


ただ、マナが好きになって、もうマナしか見えなくなっただけ。


マナ以外の女とは話たくないだけ。



『ごめんな?俺なんかやめろよ?もっといいやつ居るからさ?』


俺は、冷たく言い、マナの所へと向かう。



『マナ?』


『あっ光輝』


俺達は、もう名前で呼び合うようになっていた。


それだけ成長したって意味。



あとは…告白するだけ。



マナは俺の事どう思っているのかな?


とかいろいろ思う…


でも気持ちが伝える事が出来れば、それだけで十分だ。


自分を誉めてやる。



『…うき…光輝?』



『あ?何?』



『もう、聞いてた?
光輝は高校行かないの?
もう5月下旬だよ?』



高校か…

今だ俺は何も考えてなかった。