「にっくぅ~!!!」


蒸しっとした暑い夜、ログハウスの前の駐車場で箸を片手にバーベキュー中…


「みんな飲みすぎじゃない…?」


顔を赤くした女子に。ビールの缶が山積みのテーブルに座る銀以外の男子。


「このにっくぅうめぇ~」


銀はバーベキューコンロの前を陣取り、肉ばかり食べ続けている。


持っていた箸を起き、コップに入っている烏龍茶を口に含んだ。


「バーベキューにはお酒!」


お酒を飲むと人格が変わるアッキーの言葉に


「お肉には烏龍茶。」


負けじと言い返す。


「飲まないとやってけない!
なんで、なんで、なんでなのぉ~!!」


泣き出した未来を見て小さく溜め息をはいた。