「じゃぁ、しゅっぱーつ!!」 心の掛け声と共に後ろへ倒れそうになるのを心の腰に腕を回し阻止する。 徐々に速くなる自転車の後ろに乗った私に冷たい風が当たる。 その風は前で運転している心に殆ど当たっているわけで 「--さみぃーし!」 自転車を漕ぎ叫ぶ。 「あおがあったけー!」 と叫んだ心に嬉しさが込み上げる。 帰りのこの時間が私は大好きで 「ごらぁー-!!藤森、高橋!二人乗りは禁止だぁぁーーー!」 正門に立っている学年主任に注意されても二人乗りを止めることはなかった。