気づくと周りには生徒はいなく、長いこと貼紙を見ていたらしい。 美穂はしゃがみ込む銀の隣に座り頭を撫でていて、アッキーは心配そうに私を見ていた。 アッキーは私と目が合い笑顔を見せる。 そんなアッキーに『私は大丈夫だよ』と伝わるように笑顔を返す。 「よーし、銀くんを慰める会をケーキバイキングでやろう!」 「あ、葵ちゃん… 慰めにならない…」 一瞬だけ頭を上げた銀は私を見たが再びいじけだした。