近くのスーパーならまだしも、 駅や、デパートに行くには車かバスが必要不可欠なこの地域。 大抵は親に車を出してもらっていたけれど、通学となればまた別で、 毎日乗せてってもらう訳にはいかない。 母さんだってパートというものがあるし。 ……ぇえっい!! こうなればバス通学でもなんでもこい!! なんて、一度は活き込んだりもした訳だけれども、 初登校日、僕はやっぱり怖気づいてしまって、 不安な気持ちを抱え込みながら、未知の世界…… いや、バスに乗り込んだんだ。