会う度に胸が締め付けられた。 「真奈、売店で雑誌買ってきて。」 「えー…。」 私は渋々、病室を出て雑誌を買いに行った。 雑誌を買い、病室の前について私は足をとめた。 「怜…俺もうダメかもしんねー。」 それは紛れもなく麻貴の声だった。 もう余命宣告から1年が経とうとしていた。 「何言ってんだよーっ。」 怜君の明るい声も聞こえる。