君想う





「バカじゃないの?振られたぐらいでこんなことするなんて。」




―パシーンッ




すごい音と同時に頬に痛みが走った。



多分…というより絶対、私はこの女に平手打ちされた。




「しゃしゃり出てんじゃねーよっ!!」




「痛いんだけど。」




私は冷静に言った。



大丈夫…。



絶対に助けがくる。



だって…怜君と約束したんだから。



絶対に来てくれる。