君想う





『麻貴が喧嘩で怪我してっ…早く来てくれっ!!』




麻貴が怪我っ!?



私は校舎の裏まで走った。




「麻貴っ!!」




私は校舎について叫んだ。



でも麻貴の姿はなかった。



麻貴っ…どこっ?




「バカね…。」




私は思わず振り返った。



忘れるはずがない。



この人は私たちに喧嘩うってきた人。