君想う




麻貴を失いたくなかった。



いつもそばにいてくれた麻貴を。




「真奈…病院行こ。ちゃんと向き合うんだ。」




私は怜君に言われるがままに病院に行った。




「真奈っ。」




パパが近付いてきた。




「…麻貴は?」




「こっちだ。怜君も来なさい。」




パパは私と怜君をある場所につれてきた。




―霊安室―