TRIANGLE〜恋の二等辺三角形〜

「そういえばおごってくれるんでしょ?」

「……は?」

いきなり話が別世界に飛び、何の事か把握出来ずに浩介は目をぱちくりさせている。

「浩ちゃんの好きな人、三回以内で分かったんだからパフェおごってくれるんだよね?」

「はあ?」

いつも通りの真智子につられて、浩介の口調もいつも通りのひねくれ屋モードに戻った。

「こっちが答え教えたのに、なんでおごらなならんのや」

特大パフェゲットの為、真智子はぶぅっとふくれてもう一押ししてみる。

「あんな分かりづらいヒントで分かったのに」

「真智が鈍いだけだろが」

「でも、約束は約束。でしょ?」

「全く」

なおも食い下がる真智子のキラキラした瞳には勝てず、浩介は呆れたように笑った。

「真智はそういうトコ細かいんだよな〜。将来やり手なんとかになりそうだ。そういうトコ早いうちどうにかしたほうがいいぞ」

真智子も負けじとやり返す。

「あんたこそ、その口の悪さや曲がった性格、早くなんとかしなさいよね」

厭味を言われているにも関わらず、浩介はどこか嬉しそうな笑顔で答えた。

「御忠告、感謝致します」