外に出て、しばらく二人共無言で歩いた。
道路沿いにぽつん、ぽつんと植えてある、街路樹の葉をゆらす風の音だけがさわさわと聞こえる。
なぜか二人とも、小さい頃三人で遊んでいた例の公園に自然と足が向いていた。
「あそこに座ろうよ」
そう言って真智子は浩介の袖を掴み、木陰にぽつんと置かれたベンチに引っ張って行った。
あの頃はなかった、白いペンキで塗られた真新しいベンチ。
鞄を間に挟んだ、微妙に距離のある位置に二人並んで座る。
浩介はひどくなじられる覚悟をして真智子の言葉を待った。
「……あたしね。ちゃんと伝えてきたよ」
予想外に明るい真智子の声が沈黙を破る。
「……え?」
驚いた浩介が恐る恐る地面から左横に視線を移すと、真智子はふんわり微笑みながら空を見上げていた。
「なによ。がさつな女が告白したら変だって言いたい訳?」
まじまじと見ている彼の視線に気が付いた真智子は、浩介の方を向きすねたように口を尖らせる。
彼女は冗談のつもりだったのだが、浩介は大真面目に首を横に振った。
「あいつ……なんて?」
道路沿いにぽつん、ぽつんと植えてある、街路樹の葉をゆらす風の音だけがさわさわと聞こえる。
なぜか二人とも、小さい頃三人で遊んでいた例の公園に自然と足が向いていた。
「あそこに座ろうよ」
そう言って真智子は浩介の袖を掴み、木陰にぽつんと置かれたベンチに引っ張って行った。
あの頃はなかった、白いペンキで塗られた真新しいベンチ。
鞄を間に挟んだ、微妙に距離のある位置に二人並んで座る。
浩介はひどくなじられる覚悟をして真智子の言葉を待った。
「……あたしね。ちゃんと伝えてきたよ」
予想外に明るい真智子の声が沈黙を破る。
「……え?」
驚いた浩介が恐る恐る地面から左横に視線を移すと、真智子はふんわり微笑みながら空を見上げていた。
「なによ。がさつな女が告白したら変だって言いたい訳?」
まじまじと見ている彼の視線に気が付いた真智子は、浩介の方を向きすねたように口を尖らせる。
彼女は冗談のつもりだったのだが、浩介は大真面目に首を横に振った。
「あいつ……なんて?」



