「そういえば、後輩はどうしたの?」
真智子はふと思い出して聞いてみた。
好きな人がいるとはいえ、あんなにかわいい子だものきっとOKしたよね。
そう心の中で自分に言い聞かせながら答えを待つ。
「あ、あの子?」
和也は真智子の複雑な胸の内を知らず、楽しそうに話し出した。
「可愛かったよ〜。もじもじしてるから何かと思えば、いきなり“ノート下さい!”だもん」
真智子は耳を疑った。
今、なんて言った?
「の、のうと……?」
「うん、ノート」
真智子の間の抜けたような表情が可笑しいのか、和也はくすくす笑う。
「なんでも、彼氏が来年卒業で僕と同じ大学狙ってるんだって。で、なんでか知らないけど彼氏が僕のノートが欲しいとか言ったらしく、彼氏のためにわざわざ頼みに来たって」
意外な展開についていけず、真智子は放心したようにぽかんと口を開けて和也の話を聞いていた。
「彼氏想いのいい子だったよ」
「あ、そう……」
和也の目が、彼女の考えていた事を見透かしているかように意地悪く笑う。
「告白されたと思ってたでしょ」
「あ、うんまぁ……」
――だって、あの状況なら誰だってそう思うよ。
心の中でそう呟きながら、真智子はどこかホッとしている自分に気付いた。
真智子はふと思い出して聞いてみた。
好きな人がいるとはいえ、あんなにかわいい子だものきっとOKしたよね。
そう心の中で自分に言い聞かせながら答えを待つ。
「あ、あの子?」
和也は真智子の複雑な胸の内を知らず、楽しそうに話し出した。
「可愛かったよ〜。もじもじしてるから何かと思えば、いきなり“ノート下さい!”だもん」
真智子は耳を疑った。
今、なんて言った?
「の、のうと……?」
「うん、ノート」
真智子の間の抜けたような表情が可笑しいのか、和也はくすくす笑う。
「なんでも、彼氏が来年卒業で僕と同じ大学狙ってるんだって。で、なんでか知らないけど彼氏が僕のノートが欲しいとか言ったらしく、彼氏のためにわざわざ頼みに来たって」
意外な展開についていけず、真智子は放心したようにぽかんと口を開けて和也の話を聞いていた。
「彼氏想いのいい子だったよ」
「あ、そう……」
和也の目が、彼女の考えていた事を見透かしているかように意地悪く笑う。
「告白されたと思ってたでしょ」
「あ、うんまぁ……」
――だって、あの状況なら誰だってそう思うよ。
心の中でそう呟きながら、真智子はどこかホッとしている自分に気付いた。



