泣いた顔のまま家に帰りたくない、と言う真智子のわがままで、彼女は和也の家に寄らせてもらった。
久しぶりに来た彼の家は、相変わらずきちんと片付いている。
知り合った頃から変わらないオリーブグリーンのテーブルクロスが少し色褪せていて時の流れを感じさせた。
「……どうもお騒がせしました」
ありがとうと言うつもりが、泣き顔を見られた恥ずかしさもあって真智子は大袈裟に深々と頭を下げた。
「よかったよ落ち着いて。もう大丈夫?」
和也は白いマグカップを彼女に手渡しながら向かい側の椅子に座る。
「うん、大丈夫。ちょっとケンカしただけだから」
真智子は手渡されたミルクティーに口をつけた。
まだ小学生の頃、冬になると浩介と一緒に押しかけて毎日のように作ってもらっていた事を思い出す。
あったかくて、ほんのり甘くて優しい、あの頃と同じ味がした。
「……ありがとう」
ミルクティーの甘さに意地っ張りな心が溶かされたのか。
ぽつ、と言葉が素直に口から零れた。
何に感謝されてるのかわからないらしく、和也は不思議そうな表情をしている。
そんな彼を見て真智子は小さく笑い、コップを軽く持ち上げた。
「あったまる」
よかったと和也は小さく呟き、彼女に笑顔を返した。
久しぶりに来た彼の家は、相変わらずきちんと片付いている。
知り合った頃から変わらないオリーブグリーンのテーブルクロスが少し色褪せていて時の流れを感じさせた。
「……どうもお騒がせしました」
ありがとうと言うつもりが、泣き顔を見られた恥ずかしさもあって真智子は大袈裟に深々と頭を下げた。
「よかったよ落ち着いて。もう大丈夫?」
和也は白いマグカップを彼女に手渡しながら向かい側の椅子に座る。
「うん、大丈夫。ちょっとケンカしただけだから」
真智子は手渡されたミルクティーに口をつけた。
まだ小学生の頃、冬になると浩介と一緒に押しかけて毎日のように作ってもらっていた事を思い出す。
あったかくて、ほんのり甘くて優しい、あの頃と同じ味がした。
「……ありがとう」
ミルクティーの甘さに意地っ張りな心が溶かされたのか。
ぽつ、と言葉が素直に口から零れた。
何に感謝されてるのかわからないらしく、和也は不思議そうな表情をしている。
そんな彼を見て真智子は小さく笑い、コップを軽く持ち上げた。
「あったまる」
よかったと和也は小さく呟き、彼女に笑顔を返した。



