TRIANGLE〜恋の二等辺三角形〜

「今日……帰り、病院に行ってみる」

浩介が俯きがちにそう言うと、真智子は心配そうに彼の顔を覗きこんだ。

「大丈夫?」

いつもなら強気に出るはずの浩介も、さすがに怖かったのか小さく笑っただけで何も答えない。

「……ね、あたしも行こうか?」

「いい、一人で」

「だって」

何か言いかけて言葉を止め、真智子は目を逸らした。

「……なんだよ」

言いにくそうにしている彼女の肩を軽く小突き、浩介は続けるよう促す。

「もし……もしもよ?和也君に何かあったとしたら、浩ちゃん一人で堪えられる?」