TRIANGLE〜恋の二等辺三角形〜

「なによ」

「“約束の品”」

真智子は黙って受け取り、少し間を置いて目を合わせずに小声で礼を言う。

「……ありがと」

彼女が袋の中を覗き込むと同時に、浩介はくるりと背を向けて歩き出そうとした。

「じゃ、おれ帰るから」

「ちょっと待ってよ。話があるんじゃなかったの?」

真智子の問いに、浩介は振り返って寂しそうに笑う。

「それ、渡したかっただけ。じゃあな」

そして足早に去っていく。

真智子はもう一度袋を覗いた。

箱に何か書いてある。