TRIANGLE〜恋の二等辺三角形〜

「へぇ、その顔は上手くいってるんだ」

「違う」

浩介の興味津々な笑顔に、和也は困ったような表情で答えた。

「恋人とかそんなんじゃないよ。お互い近況報告位はしてるけど……手紙で」

「随分古風な恋愛やな」

人事だと思って楽しむ浩介に和也はさらりと切り返す。

「浩ちゃんだって上手くいってるんだろ?真智と」

途端に浩介の笑顔が真顔に戻り、ベッドにばたんと倒れてそっぽを向いた。

「あ、聞いちゃ駄目だった?」

「……別に」

聞いてほしくないくせに素直にそう言わない。

そんな浩介に和也は恐ろしく素直な質問を直球で投げかけた。

「ちゃんと気持ち伝えた?」

浩介は得意の寝たふりをして答えをはぐらかす。