「……別に」
和也はそれ以上何も言わず、浩介が無造作に積み上げておいたお見舞いの花や荷物を手際よく片付け始めた。
「あの……」
遠慮がちな声がして二人が振り向くと、見慣れない女の人が入口からひょこっと顔を出していた。
「本宮さん、いらっしゃいますか?」
「あ、僕ですけど何か」
浩介が軽く頭を下げて返事をすると、女の人の陰から見覚えのある小さな女の子が顔を覗かせた。
「あ」
「娘を助けていただいて、本当にありがとうございました」
女の人は“まち”のお母さんだった。
「あ、いえ」
浩介は恥ずかしそうに短く答える。
「お加減はいかがですか」
「あ、おかげさまで生きてます。元気ですよ」
和也は二人に椅子をすすめた。
和也はそれ以上何も言わず、浩介が無造作に積み上げておいたお見舞いの花や荷物を手際よく片付け始めた。
「あの……」
遠慮がちな声がして二人が振り向くと、見慣れない女の人が入口からひょこっと顔を出していた。
「本宮さん、いらっしゃいますか?」
「あ、僕ですけど何か」
浩介が軽く頭を下げて返事をすると、女の人の陰から見覚えのある小さな女の子が顔を覗かせた。
「あ」
「娘を助けていただいて、本当にありがとうございました」
女の人は“まち”のお母さんだった。
「あ、いえ」
浩介は恥ずかしそうに短く答える。
「お加減はいかがですか」
「あ、おかげさまで生きてます。元気ですよ」
和也は二人に椅子をすすめた。



