TRIANGLE〜恋の二等辺三角形〜

帰り道、電車に揺られながら真智子は自問自答を繰り返していた。

――浩ちゃんが、好き?

とりあえず嫌いではありませんが…。恋かどうかはわからない。

――じゃあ、浩ちゃんは友達?

……よりは、もうちょっと特別かもしれない……かも。

――どうして?

どうしてって……

真智子は首を傾げた。

思えば、口は悪いし態度も悪いし、ひねくれ者だけど、浩ちゃんはいつも私に優しかった……かもしれない。

和也君の優しさが“包み込むような”優しさなら、浩ちゃんの優しさは“何も言わないけどいつも見守っている”優しさ……かもしれない。

和也君もそうだったけど、よく考えてみると、浩ちゃんも私をちゃんと“女の子”として扱ってくれてたような気がする。